STDF-0007 発売元:株式会社スティングレイ
時間■112分(本編)+約30分(映像特典)
面層■片面2層
音声■1:スペイン語(モノラル)/2:日本語吹替(モノラル)
字幕■1:日本語字幕/2:吹替用字幕
画面■16:9/LB ビスタサイズ(1.85:1)
WHO CAN KILL A CHILD?
1976年 スペイン映画
日本公開日:1977年5月14日(ジョイパックフィルム配給)

監督■ナルシソ・イバニエス・セラドール
製作■マニュエル・ペレズ
製作総指揮■マニュエル・サルバドール
原作■ファン・ホセ・プランス
脚本■ルイス・ペニャフィエル
撮影■ホセ・ルイス・アルカイネ
音楽■ワルド・デ・ロス・リオス

ルイス・フィアンダー
プルネラ・ランサム
アントニオ・ランソ
ミゲル・ナルロス
マリサ・ポルセル
声の出演■西沢利明(トム)/北島マヤ(イブリン)
曽我部和行/原田一夫/千田光男/亀井三郎/大方斐沙子/浅井淑子/松金よね子/小山茉美/三田ゆう子

ある日突然子供たちが襲って来たら…そんな一見ありえなさそうな設定で1976年にスペインで製作されたホラー映画『ザ・チャイルド』。センセーショナルな題材というだけでなく、じわじわと迫る恐怖演出や忘れ難いサウンドトラックによって、公開当時から世界中で高い評価を得ており、ブライアン・デ・パルマの『キャリー』がグランプリに輝いた1977年のアボリアッツ・ファンタスティック映画祭では批評家賞を受賞した。
だがそんな傑作も劇場公開終了後は数回TV放映されただけで長い間幻の作品となっていた。我が国ではようやく2001年に日本コロムビアより、DVDとVHSがリリースされたが、それも既に廃盤となって久しい。今回「allcinema SELECTION」では、その『ザ・チャイルド』を究極仕様でリイシューすることを決定。2007年にアメリカのダークスカイ・フィルムが製作した新マスターを再度日本でデジタル・レストアし、新しく作られた映像特典も収録することになった。
加えて、日本独自の特典として「オリジナル劇場予告」「US版"Island of the Damned"版のオープニング&エンディング」を追加、「ギャラリー・アーカイブ」に関してもアメリカ版の素材に数十点プラスしてある。公開当時話題になった月刊少年チャンピオン掲載の「劇画ロードショー」(漫画・桜多吾作)も完全復刻してブックレットに収録。そして、数名の音源協力者の提供によって、TV放映された際の日本語吹替音声も搭載が可能となった。

真夏のスペイン。観光客で賑わうビーチに打ち上げられる女性の惨殺死体。その身体には刃物でつけられた無数の傷跡があった。生物学者のトムと身重のイブリンというイギリス人夫婦は、二人だけのバカンスを過ごそうとその海岸の町ベナビスへやって来る。町は祭りの真っ最中で、その喧騒から逃れるように二人は昔トムが訪れたことのある静かな島アルマンソーラへと向かう。船をチャーターし、島に到着したトムとイブリンだが、奇妙なことにそこには子供しかおらず、大人の姿が一切見えない。不安を隠せないイブリンに、トムは心配することはないと告げるが、場所をホテルに移動しても誰一人として大人が現れないことに徐々に二人の不安はつのる。そして、ようやく一人の老人を目撃するが、その老人は笑いながら駆けて来た少女によって殴り殺されるのだった…。